fc2ブログ
2021/02/13.Sat

セントラルパークの思い出

ジャズピアニストのChick Coreaさん。

私たち鍵盤弾きにとっては偉大過ぎるお方でした。

おそらくは、鍵盤弾きにとってチックコリア一番の憧れ曲はSpainだと思いますが、
私にとって一番思い出深い曲は、実は、Spainではなくて、「Central Park」。

ヤマハでエレクトーンを習っていて、
いっちょまえにコンクールに出させて頂くときに、
師匠が選んでくれたのがこの曲。

Central Park

当時はまだ、アレンジだのレジストだの、まったく自分では何も出来なかったワタシに、
こんなことも出来る、あんなことも出来る、と、
楽曲に向かう楽しさを教えてくれた曲。

(※レジスト=エレクトーンで作る音色データのこと。
自分で様々な楽器の音色を組み合わせたり作り替えたりして、
オリジナルのデータを作ることも出来る。)

当時の楽譜を引っ張り出してみたら、
すっかり色焼けしたページに挟まっていた、師匠が書いてくれたメモ書き。

ただひたすらに、難しいリズムや早いパッセージを弾くことが楽しかった、
若かりし日々(笑)。

きっと、チックコリアの考えていた音楽の5%も表現出来てなかったんだろうけれど、
ワタシの音楽歴に大きな課題を与えてくれたことは確か。

昨年はライルメイズさんが亡くなりました。
ライルメイズの曲はワタシの音に向かうメンタルに大きく作用していて、
亡くなったことがショック過ぎて言葉に出来ず、
大好きだった曲を、直後のライブでそっと演奏して自分なりの感謝を示してみたけれど、
チックコリアさんの曲はフィジカルに大きな影響を与えてくれたことを、
ブログに書き留めておこうと思いました。

悔いのないように、
弾きまくり、遊びまくる人生を楽しもうと思います。



スポンサーサイト



曲のおもいで | Comments(0)
 | HOME |